セルロ―スファイバー協会

Cellulose Fiberセルロースファイバー

セルロースファイバーは、木の力を活かした自然由来の断熱材です。 私たちは、地域の新聞を原料にし、地域の住宅に使う「地産地消」の断熱材づくりを進めています。 断熱性能は、材料だけでは決まりません。40年の現場経験で培った「施工精度」が、快適な住まいをつくります。

小泉 昭雄
創設者:小泉 昭雄(大阪府高槻市生まれ)

住宅断熱は施工が命、施工精度で住宅性能は大きく変わる


1986年にセルロースファイバーの普及活動をスタートして以来、現場目線を大切にしながら40年近くにわたり、この素材ひと筋で歩み続けてきました。 1990年には、国内で初となる住宅壁の乾式吹き込み工法を開発し、セルロースファイバー断熱の新たな可能性を切り開きました。 その後、2000年には「日本セルロースファイバー断熱施工協会」を設立し、業界の品質向上と普及に向けた取り組みを本格化。

2008年には、著書『木が教えてくれた家』を刊行。 そして2010年9月15日、「日本セルロースファイバー協会」を設立。 セルロースファイバーの正しい理解と普及、施工品質の向上を目指し、今日まで一貫して業界の発展に貢献し続けています。

1986年 セルロースファイバーの普及活動を始める
1990年 工法開発
住宅壁乾式吹き込み工法を開発(国内初)
2000年 日本セルロースファイバー断熱施工協会の設立
2008年 著書 木が教えてくれた家
2010年 日本セルロースファイバー協会を設立
著者 小泉 昭雄

JCA Jpan Cellulosefiber Association協会設立趣意

断熱材の地産地消に賛同する志の高い会員の入会を促進し、技術者の育成とセルロースファイバーの普及を図ることを目的とします。

セルロースファイバーは、木 → 紙 → 新聞紙 → 断熱材 という自然の循環から生まれます。木の主成分であるセルロースは、吸放湿性を持つ唯一の成分。 この性質が、セルロースファイバーの「調湿性能」につながっています。

木の成分
セルロース 40~50% ヘミセロース 20% リグニン 20%
木材の主成分で木材の強度と安定性 セルロ―スを補強する役割 木材に硬さや耐水性を提供
木の成分の中で吸放湿するのはセルロース(多糖分の炭水化物)
木から紙

材を細かく刻み煮てパルプをつくりその後に乾燥させて紙にします。1tの紙を作るのに約17本の木が必要で強固に支えるため繊維が原料です。

紙から新聞紙

新聞紙の原料は古紙や木材からパルプを取り出し新聞紙を作ります。白色度が低く日光に当たると変色する特性があります。

新聞紙から断熱材

新聞を臼の原理で摺り潰し程よい綿状にします。製造過程でホウ酸(防火・防虫の目的)などのケミカルを添加。

新聞や電話帳をそのまま燃やしてしまうのは、資源としてあまりにも勿体ない。

アメリカでは早くからその価値に気づき、鉱山資源省と電力会社の協力によって、昭和15年(1940年)にセルロースファイバーの生産が始まりました。これは世界で初めての断熱材製造であり、現在ではホームセンターでも普通に購入できるほど広く普及しています。

JCA Jpan Cellulosefiber Association我が国で断熱が始まった経緯

注目の断熱材

アメリカでは、セルロースファイバーのような自然由来の断熱材が広く普及し、ホームセンターでも当たり前のように並んでいます。 その姿を見て、「日本でもつくれないか」と建設省(現・国土交通省)から打診があり、1985年(昭和60年)に国内での製造が本格的に始まりました。

当時の日本の断熱といえば、天井裏にもみ殻や石炭ガラを敷き詰める程度。寒ければ火鉢のそばに寄ればいい、という時代でした。 しかし、燃料価格の高騰をきっかけに、住宅の断熱性能が一気に注目されるようになります。 そして2016年頃には、車のカタログに燃費が大きく表示されるようになったように、住宅にも「性能」が求められる時代へと変わっていきました。